2015年4月10日金曜日

妄想再び

 皇紀2801年、大日本帝国は嘗てのアメリカ合衆国とカナダの崩壊後誕生したヒスパニック国家とともに世界を指導する役割を担っている。
 両国はそれぞれ友好的半鎖国状態を維持し、大使館など存在しない。大使館などもめ事の原因になるだけだ。必要な時に最も適切な者が会って話しをすれば事足りるのである。当然、嘗て存在した「国際連合(United Nations = 連合国)」に相当する組織は存在しない。

 帝国は近海で採取されるメタンハイドレートなどの豊潤なエネルギー資源のお陰で順調に経済成長を続けている。
 貿易は政府の専権事項となっている。民間企業は政府からのオーダーに従って輸出入を行っている。そのオーダーには客観的指標があり、贈収賄に発展する可能性は制度的に高い確率で排除されている。概ね、国内における生産状況が輸出に反映され、臣民の消費傾向はアンケート等により輸入品目に反映され、代理店の割り振りも過去の実績等により公正に決められている。

 基本的に臣民には「海外渡航の自由」は認められていないが、その分、国内の観光地は自然とのバランスをとりながら適切に開発され、活況を呈している。この状況は沖縄を除く小笠原諸島その他の離島、そして、委任統治しているミクロネシアの島々にも及んでいる。
 沖縄は軍事基地としてのみその価値が臣民により認められいる。過去169年間の沖縄の住民の手前勝手なゆすり・たかりの数々に辟易した臣民は観光地としての価値を見いだすことが出来なくなったのである。

 白人はヨーロッパに押し込められ、人口も200年前の3分の1になっている。

 唯一の心配の種は偏西風に乗ってやって来る、大陸からのおびただしい汚染物質である。これについては、国内における公害対策とともに、支那大陸に対する最も効果的な爆撃作戦について統合参謀本部において検討している最中である。

 大陸・半島の状況は悲惨である。当然のことながら支那人・鮮人の国家など存在しない。
 恐ろしい程の環境悪化のため、渡り鳥であるクロヅルは絶滅し、ナベヅルは絶滅危惧種に指定されている。その他、過去1世紀の間に大陸で絶滅した種は178種に及ぶ。
 7億に及ぶ支那人・鮮人の存在が様々な害悪を帝国にもたらしている現状に鑑み、奴らを殲滅することの正当性が人類としての倫理的問題をクリア出来るか否かを中心に国会での検討課題として議場に諮られようとしているところである。

 帝国に侵入しようとする鮮人や支那人は国境警備用の無人攻撃部隊により容赦なく抹殺される。網の目をくぐって侵入した不届き者がこの50年間で100,000人近くあったが、ほとんどが国軍とは別組織の国家防衛隊等により拘束され、即日処刑された。

 陛下の暗殺未遂事件が1度起きた。854人の支那人・鮮人と151人の日本人が逮捕され、支那人・鮮人は即刻処刑された。151人の日本人については、起訴後、特別裁判所の審理を経て2ヶ月後結審し、全員斬首後さらし首となった。

 こうした国家防衛のための揺るぎない努力が結実して日本臣民の安寧が確保されているのである。

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2015年4月4日土曜日

安倍の出自

 私はこれまで安倍首相についてはほとんど肯定的に述べてきたが、偶には意地の悪い視点からも述べてみるべきだと思う。

 林も安倍も毛利家や明治の元勲との直接的な繋がりはない、大正以降の新興勢力である。

 安倍家については、平戸松浦家の先祖である松浦党の末裔であるとか、前九年の役で有名な安倍宗任の末裔であるとか、証明しようのないデマが真しやかに語られることがあるが、このようなデマが存在すること自体、日本人離れしていると思う。「誤魔化したい何かがあるに違いない」と下衆の勘ぐりをしたくなるのである。安倍晋太郎の父安倍寛やそれ以前の安倍家の人々について語られることは皆無である。

 安倍首相といえば、その祖父として取り上げられることの多い岸信介であるが、ほんの20年前には「昭和の妖怪」という渾名で呼ばれ、人間扱いされなかった人物である。また、半島との親和性が極めて高く「重光武雄こと辛格浩」「町井久之こと鄭建永」「統一教会の強姦魔こと文鮮明」等との関係は浅からぬものがあったと云われている。岸信介も佐藤栄作も吉田茂同様、GHQによる公職追放を生き延びた言わば「残り滓」であり、日本や日本国民など眼中にない「アメリカの傀儡」だったのである。その岸にひたすら付き従った安倍晋太郎に至っては「言わずもがな」である。
 
 岸の「半島との親和性」の高さはそのまま後継者である安倍晋太郎に受け継がれ、1993年(平成5年)の安倍晋三の初当選の段階ではやはりそのまま全て受け継がれていたはずである。因みに、週刊朝日2006年10月号で、安倍晋太郎と半島との親和性の高さを窺わせる荒唐無稽な記事(岸家・安倍家の家政婦の証言)が扱われているらしいのだが私は確認できていない。

 安倍晋太郎は一時、竹下登・宮澤喜一とともに「ニューリーダー」として持ち上げられた事があるが、3人は確かに並び称されただけのことはある。3人が3人とも「国家観」をもたず「国家に奉仕する」という気概もなく、ただひたすら権謀術数に明け暮れる三流政治家だったからである。
 安倍晋太郎は志(この志の中身が大いに問題となるところである)半ばで他界したため幸運なことに傷口を悪化させる機会を失ったが、竹下登と宮澤喜一は権力者として悪行の限りを尽くしたことは周知の事実である。かたや利権政治の究極の姿を国民に提示し、かたや天安門事件後早々に、天皇陛下の訪中を無理やり推し進め、行く必要のない半島にノコノコ出かけて行き、米つきバッタの如くに頭を下げまくる事8回、挙げ句の果てには、後の世代の日本人にとってこれ以上無い不利益極まる河野談話を強引に発表してみせた。

 これに対し、林芳正大臣の祖である林平四郎翁は前回述べたとおりの人物であり、廃業の危機に陥った日清講和条約の締結会場として知られる春帆楼を救うため15万円(現在の数億~10億円相当)の私財をなげうち、また県立盲学校に寄宿舎を寄贈したり、市道整備のため私有地を率先して提供したりするなど社会貢献に熱心であった。晩年も、1915年の下関瓦斯、1924年の山陽電気軌道の設立をとおして地元下関市内のインフラの整備に大いに貢献したのである。もう一方の祖である俵田明翁が「宇部興産」という企業をとおして宇部市内やその周辺地域に多大な貢献をしたことも見逃せない。

 家柄の良さ・格というか、真の価値では林家が安倍家を圧倒しているのだが、ほんの数十年前まで地元山口県では、天皇皇后両陛下の御尊影でもあるまいに、安倍晋太郎夫妻の写真を玄関先に飾る間抜けな支持者や安倍晋太郎とのツーショット写真を目立つ場所に誇らしく飾るチンケな自営業者等、安倍陣営の見境のない選挙活動の一端が窺える事例が後を絶たなかった。これらは明らかに半島的メンタリティの所産である。一方、林義郎夫妻の写真を玄関先に飾る支持者については、私は寡聞にして知らない。その結果、選挙では安倍が林を常に凌駕するという逆転現象が生じていた。

 そして、現世代の林芳正は己を磨き自らの能力を高めることに専心してきたのに対し、安倍晋三は権力の基盤は人心掌握にあり、と云わんばかりの手法で代議士を続けてきた。正直者・林に対し、ずる賢く、小賢しい安倍の姿が見て取れる。安倍は6年後輩の林を相当嫌っているらしいのだが、1995年(平成7年)の林の初当選以来、地元では否応なく席を共にせざるを得ず、林の能力の高さを目の当たりにし、また支持者の間で自分以上に林が高い評価を受けていることを耳にするにつけ、たちの悪い嫉妬心が芽生えても不思議ではない。

 以上のような紆余曲折を経て、安倍晋三は二度目の首相の座につき、2年以上が経過した。何がどう間違ったのか分からないが、現在、日本のあるべき姿を取り戻すことのできる希有な政治家のひとりとして日本の舵取りを任されている。安倍首相の現在の姿は安倍家・岸家本来のDNAとは相容れない突然変異のDNAに支配されているようにみえて仕方が無い。いつ先祖返りするのかと少々心配である。是非とも、強力な後継者を育て上げ禅譲して頂きたいものである。新藤義孝であろうが、稲田朋美であろうが、佐藤正久であろうが構わない。アメリカの圧力に屈しない強力な指導力を発揮できる人物の出現を強く望む。

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