新聞紙上で観測気球を上げさせたり、先月のペルーでの日露首脳会談終了後必要以上に失望した演技をしてみせたり、小手先の対応で日本国民を煙に巻こうという安倍首相の魂胆が見え透いているのである。日本の国益を考えれば、自ずと答えは見えてくるのである。現時点では、北方領土が戻ってくるか否かなどどうでも良いことなのだ。戦争をして勝利しない限り、絶対に北方領土4島を取り返すことはできないのだから。仮に、2島だけ先行返還されても面積に換算して僅か7%。挙げ句の果てには、虎の子の先端技術・カネをごっそり掠め取られるのは目に見えている。得るものに比べ失うものが余りにも多過ぎる。これでは決してデカイ面はできない。しかし、安倍首相の思考経路は異なるのだろう。
日本の国益にかなう主張とは、第一に、日本のポツダム宣言受諾後のソ連対日参戦及びその後のシベリア抑留による日本人の死者数は、広島・長崎の原爆投下による死者数34万人を遙かに上回る実に、100万人以上(満州:20万人以上、千島・南樺太:40万人以上、シベリア抑留:40万人以上)に達する事実の指摘。加えて、それらに対するソビエト連邦・ロシアによる謝罪・保障が一切なされていないこと。遅ればせながら、改めての謝罪・保障要求である。そして第二に、千島列島及び南樺太を全て返せと主張するか否かは別にしても、「最低限北方領土4島を取り戻す」という日本国民の意思を示すことである。
以上2点に着目して明日の日露首脳会談を見守りたい。
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